「撮ってもらった」自分と、
「撮る」自分。

当時３歳だったので覚えていないのですが、両親に聞くとこの写真の撮影時は、スタジオアリスに来るのが初めてだったものの、煌びやかなドレスがいっぱいあることに目を輝かせていたそうです。スタッフさんからシンデレラのドレスをおすすめしてもらい、着付とメイクをしてもらった後は鏡を見てうっとり。夢だったプリンセスになれたのが嬉しかったのか、撮影ではカメラ目線でとびきりの笑顔になったようでした。

撮ってもらった写真があまりにもステキ過ぎて、最初は１、2枚しか買わないつもりだったのが、ついつい何枚も買ってしまったと両親が話してくれました。この時から我が家はスタジオアリスのファンになり、私や妹、弟を連れて毎年写真を撮りにいくようになったんです。

スタジオアリスでプロのカメラマンとして働くようになってから、この写真を見て素直に思ったのは、「本当にかわいく撮ってもらっているな」ということです。当時はプリンセスに本気でなりたいと思っていたので、ドレスを見てテンションが上がり、全力でハシャいで、喜んで、幸せな時間を過ごしたんだろうなということもイメージできますね（笑）。これだけの笑顔だから、当時のスタッフさんも撮りやすかったんじゃないかな？って思ったりもします（笑）。

そして何よりも、こどものことを大切に思って、ステキなドレスを着させてもらって、プロに撮ってもらう。そんな体験をさせてくれたことと、データじゃなく手元に残るプリント写真を残してくれた両親への感謝もあふれてきます。

一番活かせると思っているのは、私が撮ってもらう時に感じていたウキウキやワクワクを、今のお子さんにも感じてもらえるようにしようということです。お子さん一人ひとりの気持ちを第一に考えながら、「このお姉さんと遊んでいたら楽しいな」と思ってもらえるようなコミュニケーションを心がけ、当時の私と同じように自然と笑顔になれるようなお子様もご家族もみんなが「楽しい！」と思える撮影をしたいなと思います。

そして、将来お子さんが大人になって当時のことを家族と笑顔で話しあえる、そんな「未来の宝もの」づくりのお手伝いがしたいです。